年々患者数が増え続ける高血圧症

年々患者数が増え続ける高血圧症

重い心臓病や脳卒中を引き起こす可能性がある高血圧。ある程度の年齢になると途端に周りの人がほぼみんなかかるような、身近な病気ですよね。

食生活が豊かになり過ぎたからか、複雑な社会構造の中でストレスが増えたのか、原因は定かではありませんが、高血圧の治療を受けている患者は、年々増えていっています。これは、日本だけでなく、世界的に見ても深刻な状況のようです。世界保健機構(WHO)は、2013年に、「25歳以上の3人に1人が高血圧であると推測される」と発表しました。これは重大な数値です。

この高血圧患者数の増加は、我が国の社会保障費も圧迫しています。高齢者医療のうちの多くを高血圧治療が占めており、社会問題にもなっているのです。

身近な病気だからこそ、早めに手を打って予防することが肝心です。高血圧の原因ははっきりと特定できませんが、長年の生活習慣が積み重なって起こるとされています。たとえば、脂肪分や塩分の多い食事をずっと続けていた人は、腎臓の機能が落ち、排泄がうまくいかなかったり脂肪分が血液に溶け込んだりして、血がどろどろになります。そうすると、その重い血液を一生懸命流そうとして、心臓や血管は異常に頑張ることになり、大変な負担がかかります。心臓が血液を押し出そうとする圧力が血圧ですので、心臓が異常に頑張るというのは=血圧が上がってしまうということです。

そのような状態にならないよう、普段から脂肪分や塩分の低い食事を心がけることが大切。脂肪分や塩分を控えると同時に、ビタミンやカリウムはできるだけ摂取するようにします。ビタミンやカリウムは血管を強くし、血圧を抑える働きがあるからです。ビタミンやカリウムを多く摂るには、野菜、豆類、果物(特にバナナ)、などを食べるようにしましょう。

バランスの良い食事で体が健やかに軽くなったら、気持ちもすっきりするはずですよ。ぜひ一日も早く生活習慣の見直しを行いましょう。